さまざまな知のつながりを、
デザインする。

近年、製品における形と機能を受け持つ狭い領域としての「デザイン」ではなく、組織の経営戦略やイノベーションにおいて「デザインの知」を活用していく動きとしての「デザインマネジメント」が注目されています。
現在「デザインマネジメント」に関して、現場ではさまざまな実践が行われていますが、体系的な研究はまだそう多くありません。研究を困難にしている理由として、対象領域が多岐に渡り、そこにさまざまな知が複雑に絡み合っていることが考えられます。
そこで、立命館大学「DML(Design Management Lab)」では、「デザインマネジメント」に関する体系的な研究の実現を目指し、国内外の研究ネットワークの構築と、研究知見の交流・集積・発信の場づくりを積極的に行っていくことで、複雑に絡み合うさまざまな知を整理統合していきます。

About

Concept

近年、製品における形と機能を受け持つ狭い領域としての「デザイン」ではなく、組織の経営戦略やイノベーションにおいて「デザインの知」を活用していく動きとしての「デザインマネジメント」が注目されています。特に、従来の狭義の技術的イノベーションだけではなく、未来への持続的な社会を拓くための社会的イノベーションのキーコンセプトとして、「デザインの知」が求められています。

現在「デザインマネジメント」に関して、マーケティング・製品開発・ものづくり・組織・人事・戦略立案・広報・プロモーション・CSRなどを行う現場ではさまざまな実践が行われていますが、そのさまざまな実践のなかで通底する「デザインの知」を問うような体系的な研究はまだそう多くありません。研究を困難にしている理由として、対象領域が多岐に渡り、そこにさまざまな分野の知が複雑に絡み合っていることが考えられます。

そこで、立命館大学「DML(Design Management Lab)」では、「デザインマネジメント」に関する体系的な研究の実現を目指し、国内外の研究ネットワークの構築と、研究知見の交流・集積・発信の場づくりを積極的に行っていくことで、複雑に絡み合うさまざまな知を整理統合していきます。

「さまざまな知のつながりを、デザインする。」

DMLの活動に、どうぞご期待ください。

Contact

mail
電話 072-665-2570(立命館大学OICリサーチオフィス)
住所 〒567-8570
大阪府茨木市岩倉町2-150
立命館大学 DML

Research

Projects

Design-Driven Innovation/Innovation of Meaningの理論構築

Roberto Verganti氏(ミラノ工科大学教授)と協力して氏の唱える「Design-Driven Innovation/Innovation of Meaning」理論に関する共同研究を進めていきます。

滋賀県伝統産業ブランド創造

滋賀県内には多くの伝統産業がありますが、その大半は需要の低迷などから販売不振が続いています。DMLは、2010年より滋賀県の伝統工芸従事者と連携し、伝統産業をブランド化する実践を進めています。2015年にはこのプロジェクト「KIKOF」が、ADC(東京アートディレクターズクラブ)賞グランプリを受賞しました。
Mother Lake Products Project >>

企業の社会関係資本構築支援プログラム
デザインのための基礎的研究

人的・物的・財務資本といった経営資源に加え、「社会関係資本」が企業業績を向上させるものと期待されています。しかし、その構築の方法は一様ではありません。
そこで、株式会社ファイブ・シーズ様と共同で、企業が社会関係資本を構築するために必要な支援プログラムをデザインしていきます。

デザイン志向型組織開発および人材育成のための研修プログラムの開発

組織開発、人材開発コンサルティング事業において豊富な経験を持つ株式会社ヒューマンクエスト様と共同で、デザイン志向型の組織開発・人材育成のための研修プログラムのプロトタイプを開発します。開発した研修プログラムを企業向けに試験的に開講し、その検証を通して個人や組織のデザイン志向性ならびに、目指すべき人材・組織の特性を明らかにしていきます。

デザイン態度による組織ブランド構築方法論の検討

株式会社ミサワホーム総合研究所様との共同により、「デザイン態度」の観点から既存のブランド構築方法論/フレームワークを批判的に検討し,デザイン経営の実践のために有用かつ,予測困難なVUCA環境に求められる,企業のブランド構築に関する戦略・組織的要件を明らかにします。

次世代モビリティの社会的ビジョンの構築

次世代モビリティについて、技術進化のプロセスに関する議論ではなく、その社会的意味を検討するための場が求められています。
そこで、電気自動車普及協会(APEV)と連携しながら、 多様な価値観を持つ人々の議論や意見を促す場をデザインしていきます。

福井県若狭町熊川地域のソーシャルデザイン

福井県若狭町様と共同で、地域資源の活用と、地域住民間・国内外の他地域・多業種産業・大学等の研究機関との交流促進による地域経済の活性化を図り、定住でき、世代間交流の中で住民が健康に暮らせる魅力的な若狭町熊川地域をデザインしていきます。

Publications

デザインマネジメント論のビジョンーデザインマネジメント論をより深く学びたい⼈のために

デザインマネジメント論のビジョンーデザインマネジメント論をより深く学びたい⼈のために

佐藤典司(監修・著)、⼋重樫⽂(監修・著)、後藤智(著)、安藤拓⽣(著)
新曜社(2022年)

Special Issue on: Meanings of Design in the Next Era

Special Issue on: Meanings of Design in the Next Era

Kazaru Yaegashi, Rūta Valušytė, Alessandro Biamonti, and Yuuki Shigemoto(編)
International Journal of Business and Systems Research, Vol.16 No.2 (2022)

資本主義から価値主義へー情報化の進展による新しいイズムの誕⽣

資本主義から価値主義へー情報化の進展による新しいイズムの誕⽣

佐藤典司(著)
新曜社(2021年)

Innovation of Meaning and Product Service System

Innovation of Meaning and Product Service System

Satoru Goto (著)
LAMBERT Academic Publishing(2017)

日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化

日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化

安西洋之,八重樫文(訳),エツィオ・マンズィーニ(著)
ビー・エヌ・エヌ新社(2020)

デザインマネジメント論(ワードマップ)

デザインマネジメント論(ワードマップ)

八重樫文,安藤拓生(著)
新曜社(2019)

デザインマネジメント研究の潮流2010-2019

デザインマネジメント研究の潮流 2010-2019

八重樫文,後藤智,安藤拓生(編著),立命館大学DML(著)
青山社(2019)

突破するデザイン(OVERCROWDED 日本語版)

突破するデザイン(OVERCROWDED 日本語版)

安西洋之(監修), 八重樫文(監訳), 立命館大学DML(訳)
ロベルト・ベルガンティ(著)
日経BP社(2017)

デザインの次に来るもの

デザインの次に来るもの

安西洋之, 八重樫文(著)
クロスメディア・パブリッシング(2017)

デザイン・ドリブン・イノベーション

デザイン・ドリブン・イノベーション

佐藤典司(監訳), 岩谷昌樹, 八重樫文(監訳・訳)
立命館大学DML-Design Managemnt Lab-(訳)
ロベルト・ベルガンティ(著)
クロスメディア・パブリッシング(2016)

複素数思考とは何か。-関係性の価値の時代へ-

複素数思考とは何か。-関係性の価値の時代へ-

佐藤典司(著)
経済産業調査会(2016)

デザイン・バイ・マネジメント

デザイン・バイ・マネジメント

八重樫文, 岩谷昌樹(著)
青山社(2014)

モノから情報へ (-価値大転換社会の到来)

モノから情報へ ─価値大転換社会の到来

佐藤典司(著)
経済産業調査会(2012)

デザイン・ドリブン・イノベーション

デザイン・ドリブン・イノベーション 日本語版

佐藤典司(監訳), 岩谷昌樹, 八重樫文(監訳・訳)
立命館大学経営学部DML-Design Management Lab-(訳)
ロベルト・ベルガンティ(著)
同友館(2012)

論文

企業のデザイン⼒を測定するためのツールの開発

デザイン科学研究 第1巻第1号 ⽴命館⼤学デザイン科学研究センター 2022.3
⼋重樫⽂、安藤拓⽣、後藤智、森⽥崇⽂ (2022)

⼈間中⼼的サイバーフィジカルシステムの現状とモデル提案

デザイン科学研究 第1巻第1号 ⽴命館⼤学デザイン科学研究センター 2022.3
後藤智、徳⽥昭雄、⾼梨千賀⼦、顧鴻錚 (2022)

Inclusion for Innovation of Meaning

173-183, The proceedings of CINet 2021, Continuous Innovation Network, 2021.9
Satoru Goto, Hikaru Makino and Takuo Ando (2021)

Technological Gatekeepers of Cultural Production in Industry-University Collaboration

139-150, The proceedings of CINet 2021, Continuous Innovation Network, 2021.9
Yitong Fei, Satoru Goto (2021)

⾮デザイナー領域におけるデザインシンキングの適⽤に関する課題の考察

⽴命館経営学第60巻第2号,2021.7
⼋重樫⽂、後藤智、安藤拓⽣、森⽥崇⽂(2021)

経営学部におけるデザインマネジメント教育のための理論的背景:デザインケイパビリティとデザインリーダーシップに関する考察

⽴命館経営学第59巻第6号,2021.3
⼋重樫⽂(2021)

属⼈性を排除する伝統的⽇本型マネジメントから属⼈性を含有するデザインマネジメントへ

⽴命館経営学第59巻第6号,2021.3
後藤智(2021)

デザインシンキングの組織的実践に関する検討 ― Special issue of California Management Review on Design Thinkingの⽂献レビュー―

⽴命館経営学第59巻第6号,2021.3
安藤拓⽣(2021)

Outside‐inside‐out Frame Creation Model for the Innovation of Meaning in a B2B Industry.

15(1),58-67, Design Management Journal, Design Management Institute, 2021.3
Goto, S., Ando, T., and Yaegashi, K. (2021)

デザイン⼈材の育成に向けた理論的考察-デザインシンキングを可能とするデザイン態度概念の検討-

しごと能⼒研究第7号, 2019.10
安藤拓⽣(2019)

ビジネスにおけるアートの活用に関する研究動向

立命館経営学 第58巻第4号, 2019.11
八重樫文・後藤智・重本祐樹・安藤拓生(2019)

意味のイノベーション/デザイン・ドリブン・イノベーションの研究動向に関する考察

立命館経営学 第57巻第6号, 2019.3
八重樫文・後藤智・安藤拓生・増田智香(2019)

デザインシンキング研究の課題と展望:「デザイン思考」と「デザインシンキング」

立命館経営学 第57巻第3号, 2018.9
後藤智・八重樫文(2018)

デザインマネジメント研究の射程と展望 : DMA2017の文献レビュー

立命館経営学 第56巻第4号, 2017.11
安藤拓生・後藤智・八重樫文(2017)

イタリアにおけるデザインマネジメントの理論的枠組みの検討

立命館経営学 第55巻第6号, 2017.3
八重樫文・小山太郎・後藤智・安藤拓生・牧野耀(2017)

デザイン態度(Design Attitude)の概念の検討とその理論的考察

立命館経営学 第55巻第4号, pp.85-111, 2017.1
安藤拓生・八重樫文(2016)

イタリアにおけるデザインマネジメント研究の特徴と動向に関する考察

立命館経営学 第55巻第2号, pp.21-46, 2016.9
八重樫文・小山太郎・後藤智・安藤拓生・牧野耀(2016)

プロフェッショナルとしてのデザイナーの持つデザインの志向の実証的研究に向けた理論的基盤の検討

立命館ビジネスジャーナルVol.10,pp.91-122,2016.3
安藤拓生・八重樫文(2016)

アーティスティック・インターベンション研究に関する現状と課題の検討

立命館経営学 第53巻第6号, pp.41-59, 2015.3
八重樫文・後藤智(2015)

デザインマネジメント研究の射程と課題― CADMC2013 の文献レビュー

立命館経営学 第53巻第6号 pp.113-140, 2015.3
安藤拓生・後藤智・八重樫文(2015)

地域ブランド創造におけるデザインマネジメントに関する考察

立命館経営学 第53巻第1号 pp.1-20, 2014.5
佐藤典司・岩谷昌樹・八重樫文(2014)

デザインによるブランディングに関する考察

立命館経営学 第53巻第1号,pp.53-73,2014.5
八重樫文・岩谷昌樹(2014)

コラボレーション経済におけるデザインとブランドの関係性

立命館経営学 第52巻第2・3号,pp.359-383,2013.11
八重樫文・岩谷昌樹(2013)

ファンタジー経済とデザインのWowファクターに関する考察

立命館経営学 第52巻第1号,pp.27-51,2013.5
八重樫文・岩谷昌樹(2013)

イノベーションとデザインマネジメントとの関連性についての考察

立命館経営学 第51巻第2・3号,pp.47-66,2012.9
八重樫文・岩谷昌樹(2012)

グッドデザインによるビジネスモデルの構築に関する考察

立命館経営学 第51巻第1号,pp.59-82,2012.5
八重樫文・岩谷昌樹(2012)

デザイン・ベースの企業戦略における「デザイン経験」のマネジメント

立命館経営学 第50巻第2・3号,pp.35-55,2011.9
八重樫文・岩谷昌樹(2011)

経験経済におけるデザイン・ベースの企業戦略に関する考察

立命館経営学 第50巻第1号,pp.67-86,2011.5
八重樫文・岩谷昌樹(2011)

経営分野におけるデザイン概念に関する考察

立命館経営学 第48巻6号, pp.43-62, 2010-03 
八重樫文(2010)

国際会議(refereed)

Ando,T., Goto, S., Yaegashi, K., and Nomura, T. (2020)

Exploratory Research for the Relationships between Design Capability and Personalities of Non-Designers. The 21st CINet conference
(Presentation on 22nd September, 2020, at Millan, ITALY(Virtual Format))

Ando,T., Goto, S., Yaegashi, K., and Nomura, T. (2020)

Who is the “Designer”? -Exploratory research for the Non-designer’s Design Capability-. dmi: ADMC2020
(Presentation on 5th October, 2020 (Virtual Format)

Goto, S., Fei, Y., and Yaegashi, K. (2020)

The outside-inside-out workshop for the innovation of meaning. dmi: ADMC2020
(Presentation on 3rd August, 2020 (Virtual Format)

Yitong Fei, Takuo Ando and Satoru Goto (2019)

Exploratory Research on Cognition of Autonomous Vehicles -From Perspective of Actor-network Theory-. 4D Conference 2019
(Presentation on 23rd October, 2019, at Osaka, JAPAN)

Goto, S., Yaegashi, K. (2019)

Identity Salience and Diversity in the Process of Innovation of Meaning. 4D Conference 2019(Presentation on 23rd October, 2019, at Osaka, JAPAN)

Shigemoto,Y., Kawakami, H. (2019)

Rethinking The “Innovation of Meaning” from A “Benefit of Inconvenience” Perspective. 4D Conference 2019(Presentation on 22nd October, 2019, at Osaka, JAPAN)

Ando,T., Goto, S. (2019)

Why Are They Able to ‘Design Thinking?’: Framing A Designer’s Practical Intelligence Linked to Their Thinking, Acting and Attitude. 4D Conference 2019(Presentation on 21st October, 2019, at Osaka, JAPAN)

Goto, S. (2018)

The Modes of Individual Schemas in the Process of Design Thinking and Design Driven Innovation. R&D Management Conference 2018 (Presentation on 4th July, 2019, at Milano, ITALY)

Ando,T., Yaegashi, K. (2018)

International Comparative Research Study on Design Attitudes a Comparative Analysis of Cases in Japan and Italy. R&D Management Conference 2018 (Presentation on 4th July, 2018, at Milano, ITALY)

Ando,T., Yaegashi, K. (2017)

Dual Nature of Designer’s Attitudes Toword Two Types of Design led Innovation. Design Management Academy Conference 2017 Hong Kong. (Presentation on June 8th, 2017, at Hong Kong)

Ando,T., Yaegashi, K. (2016)

Designer’s Attitudes toward Problem Solving and Exploratory Enquiry for Service Innovation. The 17th International CINet Conference. (Presentation on September 13rd, 2016, at Turin, ITALY)

Goto, S. (2016)

The role of intangible product attributes on PSS. R&D Management Conference 2016. (Presentation on July 6th, 2016, at Cambridge, UK)

Yaegashi, K., Trabucchi, D., and Verganti, R. (2016)

The Productisation Of The Education Business: A Theoretical Framework. R&D Management Conference 2016. (Presentation on July 6th, 2016, at Cambridge, UK)

Ando,T., Yaegashi, K. (2016)

Investigating Formation Factors of Designer’s Attitude for Problem Solving and Exploratory Enquiry. R&D Management Conference 2016. (Presentation on July 6th, 2016, at Cambridge, UK)

Ando,T., Yaegashi, K. (2015)

The Ranges and Challenges for the Future of Design Management. The 16th EBES(Eurasia Business and Economics Society) Conference. (Presentation on May 29th, 2015, at Istanbul, TURKEY)

Ando,T., Yaegashi, K. (2014)

Strategic use of context integration capabilities of the industrial designer. The 2015 International Congress on Economics, Social Sciences and Information Management (ICESSIM 2015). (Presentation on March 29th, 2015, at Bali, INDONESIA.)

Goto, S., Ishida, S., Yaegashi, K., and ANDO,T. (2013)

The Interact ion between Technologies and Meanings: What Kind of Technologies Contribute to Radical Meanings. 2nd Cambridge Academic Design Management Conference. (Presentation on September 4th, 2013, at Cambridge, UK)

Goto, S., Ishida, S., and Yaegashi, K. (2012)

Exploration and Exploitation of Meanings: The Interaction between Design Research and Technology Research.The R&D Management Conference. (Presentation on May 24th, 2012, at Grenoble,FRANCE)

Community

Staff

佐藤典司SATO Noriji

DML代表、エグゼクティブ・プロデューサー
立命館大学 経営学部 特任教授

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八重樫文YAEGASHI Kazaru

チーフ・プロデューサー
立命館大学 経営学部 教授

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後藤 智GOTO Satoru

ディレクター
立命館大学 経営学部 准教授

Profile >>

重本祐樹SHIGEMOTO Yuuki

ディレクター
京都先端科学大学 工学部 特任講師

宮崎 聡MIYAZAKI Satoshi

ディレクター
株式会社スィンカース

吉田二朗YOSHIDA Jiro

デザイナー
Primus design

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Researcher

安藤拓生ANDO Takuo

東洋学園大学 現代経営学部 准教授

Profile >>

牧野 耀MAKINO Hikaru

金沢星稜大学 経済学部 講師

Profile >>

Fellowship